【ニュース】第129回 介護保険部会が開催へ
― 持続可能な介護保険制度に向けた重要論点が示される ―
出典:厚生労働省 新着情報(第129回 社会保障審議会 介護保険部会)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66123.html
2025年11月20日、厚生労働省は「第129回 社会保障審議会 介護保険部会」を開催する旨を新着情報として公表しました。
介護保険制度の根幹に関わる議論が継続するなか、今回の部会では 制度の持続可能性、人材確保、地域包括ケアのさらなる深化 など、次期改定にも直結するテーマが議題に含まれています。
本記事では、公開された情報をもとに、今回の部会の主な論点をわかりやすくまとめました。
■ 部会の基本情報
- 会議名:第129回 社会保障審議会 介護保険部会
- 開催日:令和7年11月20日
- 目的:介護保険制度の課題整理と今後の方向性の協議
- 議題(公開情報)
- 介護保険制度に関するその他の課題
- 制度の持続可能性の確保
- 福祉部会・人材確保専門委員会の報告 ほか
今回の部会は、次回改定期に向けた “制度の総仕上げ段階” に位置づけられる重要な会合といえます。
■ 主な論点①
介護保険制度の「その他の課題」の整理
「その他の課題」とされていますが、内容は非常に広く、現在の介護保険制度が抱える多面的な問題が議論されます。
想定される主な検討テーマ:
- 地域包括ケアシステムのさらなる深化
→ 住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な仕組みの強化 - 支援付き住まいの不足と地域差への対応
- 利用者ニーズの多様化に伴うサービス供給の再構築
- ICT化・データ連携の遅れの解消
これらはすでに複数の会議体で重要テーマとなっており、今回の部会もその延長線上で “中期的な制度設計” が議論される見込みです。
■ 主な論点②
制度の「持続可能性」の確保
介護保険制度は、少子高齢化の加速と人材不足の深刻化により、持続性の確保が強く求められています。
今回の部会で議論される主な視点:
- 介護人材の確保と定着支援
→ 処遇改善・キャリア形成・働きやすい環境整備 - 介護事業者の経営安定化
→ 物価高、人件費高騰に対応する支援 - 効率的なサービス提供体制の確立
→ 省力化機器・ICT導入、業務改善 - 財政の健全化
→ 保険財政の構造見直し・高齢者人口の増加への対応
「持続可能性」は2020年代後半以降の介護保険制度の最大テーマであり、
今後の報酬改定にも直結する確度の高い論点です。
■ 主な論点③
福祉部会・人材確保専門委員会の議論報告
今回の部会では、関連会議体からの報告が予定されています。
特に注目すべきは 人材確保専門委員会の方向性 で、
- 介護職の採用難
- 離職率の改善
- 不規則勤務の負担
- 高齢人材(ソニア層)の活躍促進
- 外国人材の適正活用
などがポイントとなる見込みです。
介護現場の「働き手がいない」問題は制度設計に直結するため、今回の報告は各事業者にとって非常に重要な示唆を含みます。
■ 編集部コメント
今回の第129回介護保険部会は、制度の持続可能性に焦点が当てられた、非常に重要な節目です。
- 人材不足
- サービス需要の増加
- 財源のひっ迫
- 住まい・在宅の複雑化
- 事業者経営の厳しさ
これら複数の課題が重なる中、制度全体をどのように再構成するのか。
次期改定(2027年度以降)を占う上でも、今回の議論は注目すべき内容です。
当サイトでは、部会資料が公開され次第、詳細の解説記事も続けて掲載します。
■ 出典
厚生労働省 新着情報
「第129回 社会保障審議会 介護保険部会(2025年11月20日)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66123.html

