Amazonの注文-第3陣が届いた。商品は3点で次のとおり。

今回の作業の難関は、液晶画面をひび割れさせることなく取り外すことと、ロジックボード裏のメモリ交換。バキュームリフターは、液晶を折り曲げることなく力を均等に剥がすために購入しましたが、結局21.5-inchの液晶外しには使いませんでした。(2週間後に27-inchのiMacのSSD換装で使用しました。)

ドライバーセット
左:ドライバーセット  右:iMac専用オープナー(私物のギターピックを添えて)

ドライバーセットはコスパよしの逸品。辛口レビューの方もいるようですが、個人的には間違いなく★5です。種類が豊富でピンセット類も充分。ひとまとめになっているので失くしたりすることもありません。

iMac専用のオープナーも必需品。iMacの液晶は両面テープで接着されていますので、隙間にオープナーを入れて剥がします。ローラー形状で深く入り過ぎることがないので、ガシガシ液晶の隙間に入れて、広がったところにギターピックを入れました。カメラがある上側中央は少し気を付けた方が良いようです。

液晶の下側にはローラーを入れずに上側から外します。ケーブル2本がつながっているので、勢いよく開けずに、手が入る程度に開きます。2本のケーブルは、隙間に手を入れて外すことができます。液晶の下部は内側からローラーをかけてから外します。

最初に中央にあるファンを外します。〜(その1)のイラスト③のコネクタを外してからネジ3カ所。

次にイラスト左側のスピーカーを外します。ネジ2カ所を外して、少し上方向に引き上げます。(SSDのコネクタがスピーカーに干渉するので、先にやっておいた方がよいです。)

HDDの交換は、(その1)のイラスト水色にあるネジを4カ所外します。21.5-inch, Late 2012は、2.5インチのHDD搭載なので、2.5インチSSDとサイズが同じ。コネクタを差し替えた後は、周りのゴムを再利用して格納すれば完了です。

問題のメモリは、イラストでツメありと書いてある①コネクタの裏側にあります。結論から言うとロジックボードをすべて外して裏返さなくても交換できました。コネクタを4カ所(ファンのコネクタ含む)外してから、右スピーカーとロジックボードの星マークのネジを外します。イラストに書き忘れましたが、右スピーカーの上にある細いコード4本も外します。

この状態でメモリ付近のロジックボードをめくる感じで少し浮かせることができるので、その隙間から2枚重なっているメモリを奥側から順に外します。ここでドライバーセットに付属していたピンセットやヘラが非常に役立ちました。メモリの装着は、先程と逆に手前側から奥側の順に行います。ネジとコネクタを戻せば、換装作業自体は完了です。

iMac 2012の内部
iMac (21.5-inch, Late 2012) 液晶を貼る前の状態

液晶と躯体に付いている両面テープを丁寧に剥がした後、新しいテープを貼ります。購入したテープは専用設計でサイズはピッタリでした。この段階では、両面テープはめくらずに液晶パネルを重ね合わせて、2本のケーブルを挿して起動確認。この際、液晶パネルは、マスキングテープなど粘着力の弱いテープで仮止めします。換装後はじめての起動は少し時間が掛かりますので、じっくり待ちましょう。起動後にアップルマークから「このMacについて」を選んで、ストレージとメモリを確認。最後に液晶パネルの両面テープをめくって躯体に貼り付ければ作業終了です。(私は画面を下に伏せて放置し、iMac自体の重みで粘着性を高めました。

iMac (21.5-inch, Late 2012)は、USB3.0でターゲットディスプレイ対応(1TBのSSDにHigh Sierraもインストール)、SSD換装でサクサク動いていますし、今回のメモリ増強で、Parallels DesktopのWindowsも快適に動いています。(調子に乗って寝室用の27-inchのiMacも外付けSSD起動から内蔵化しましたが、やってみると意外と簡単でしたよ。)

1TB SSD 内蔵型 2.5インチ SanDisk サンディスク Ultra 3D SATA3
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